2013年08月13日

8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~

待ちに待ちに待ちに待ったサマーキャンプの日がやってきました。
ようこそ!
8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~
くつきの森の自然が、moriキッズたちを笑顔で迎えてくれます。
スタッフはいつもの4人に加えて、市内小学校教員のK先生、県内大学生の好青年シリーズで、あっくん、すずP、だいちゃんがお手伝いに駆けつけてくれました。

毎度、イベントとなると、あれもやりたいこれもやりたい!で、スケジュールをぎゅうぎゅう詰めにしてしまう習性・・・なので、今回はフリータイムも取り入れながら、森でゆっくりしてもらいたいとプログラムを組みました。
くつきの森のお部屋は木の色を基調とした落ち着いた雰囲気です。下見に来たスタッフ一同、ここに泊まってみたい!と声をそろえたぐらいです。
お部屋に荷物を置いて、ホールに集合。
最初はmoriレク、初めて合うお友達とゲームを通して「はじめまして」。五十音のカードを組み合わせて森の生き物を作るゲームです。
8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~ 8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~
8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~
ちょっと心もほぐれたところで、スタッフSさん、一生に一度はやってみたかった「人間あみだくじ」を、ついにここで実現(企画段階でゴリ押ししてごめんなさい)。
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とにかくそれで3チームに分かれます(笑)

ここから「虫取り大作戦」の始まりです。
「ライトトラップ」「ベイトトラップ」「樹液トラップ」の3チーム体制で、森の虫を集めようという作戦です。
8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~
ライトトラップ・・・森の中に白いカーテンとブラックライトを設置。夕刻に点灯し、虫の光に集まる習性を利用して、虫を採る。
8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~
ベイトトラップ・・・土に落とし穴を掘り、ペットボトルを切ったコップをしかけます。コップの中には、虫の好きそうなエサを入れておびきよせます。
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樹液トラップ・・・黒砂糖やバナナを使って自分で樹液を作り、木に塗って臭いで虫を呼びます。
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さ、各トラップ、頑張ってください!

そんなこんなで、16時。夕食の準備にとりかかります。
moriキッズのコックさんたち、美味しい夕ごはんをよろしく!
夏野菜を切るチーム、鯖を串刺しにし始めるチーム、おくどさんに走るチーム・・・さて、今日のごはんのメニューは一体何なのでしょうか?
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8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~
子どもたちはともかく、保護者の皆さんの手際の良さには驚かされます。準備から後始末、安全管理までテキパキとサポートいただき、本当にありがとうございます・・・。
18時になって、中庭のテーブルにお料理が並び始めました。
8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~
じゃん!
朽木の名物、焼きさばソーメン、地元野菜のホイル炭火焼き、白と黒のお釜ごはん。
どれもこれも美味しそうです・・・

本日、全国的な猛暑日で、朽木も例外なく暑い日となりました。お風呂で汗をすっきり洗い流して、20時、虫取り服装で集合。
いよいよ、昼間にしかけたトラップを観察しに出かけます。
8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~
懐中電灯で真っ暗な森、おばけにびくびくしながら進みます。
あれ?あれは何?小さな青白い光が・・・!見えますか?もしかして・・・kao_12
8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~

な~んだ、昼間しかけたライトトラップでした。
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首をくねくねヘビトンボ、ごそごそとコガネムシ類、たくさんの蛾の中でも大型のオオミズアオはひときわ目を引きました。
樹液トラップには、カナブン、蛾の類が少し集まりました。

虫だらけになって、散々わいわい騒いだ後、てくてく戻って、今日はぐっすりおやすみなさい。

翌朝、5:30に集合!
早朝、いつもは寝ている時間です。みんな眠たい目をこすってあくび集合かな・・・と思いきや
「おはよう!」
大きな声で笑顔のmoriキッズたち、虫取り網とカゴのいつもの装備で駆けてきました。
こんな早い時間から朝の森を歩くなんて、普段しないもんね。
ゆりのきの大きな木のある広場で、両手両足思いっきりのばしてラジオ体操。
帰ってきたら朝ごはん。朽木タカラ牧場のホットドックパンに、牛乳。バナナはさすがに朽木産ではありません、ごめんなさい。ご参加のM川さんから、クッキーの差し入れもいただきまして、ほっとする甘さが子どもたちを笑顔にします。おやつは素敵かつ無敵。

2日目のプログラムは川遊び、暑い時は水のある方へ大移動。
川へ行く前に、昨日しかけたトラップをチェック。
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ベイトトラップにはオサムシやエンマムシがてんやわんや動き回っています。
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8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~
樹液トラップには、チビクワガタ、スジクワガタがついていました。
各トラップ、虫が光や臭いのするものに集まる習性を利用して、虫取り大作戦を決行しました。昼も夜も、1日中自然にどっぷりつかる体験、いかがでしたか?

さ、みんな川に集まれ!
自然いっぱいの川で生き物を探します。カニやイモリ、ヤゴ類、アカザの幼魚も。
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朽木うまれ朽木そだちの小学校教師K先生、幼少時代、自然の他に遊ぶ所が何もなかったそうです。やんちゃなK先生は、川の平べったい石をといで包丁にして、草を切ったりしていたそうな。そんな素朴な遊びをやってみましょ!
ゴシゴシゴシ。石をとぐ単純作業に10分(夢中)
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15分後(まだ夢中)
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館長はじめ、大人も一緒にはまりすぎです(笑)
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あまりの熱心さにK先生も唖然。
スパッと糸も切れるいい包丁が仕上がりました。持ってかえって台所で使ってちょうだい。

次に出たのは2ℓの水の入ったペットボトル。さて、このボトルの重さは2kg。これと同じ重さ分だけ、ビニール袋に石を入れて持ってきなさい、という試練。
重さの感覚が試されます。誰が一番2kgに近いかな?はかりで順位を出します。
このゲーム、なんと、1位の子から、スイカわりの棒くじが引けるんです!
棒は、プラスチックバット、ウレタン棒、紙棒、竹棒の4種類。
8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~
大きなスイカが目の前にドーン。もう、ワクワクがとまりません!
8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~
くじの結果にわぁわぁ言いながら、みんなスイカを取り囲んで右や左や叫びながら、なかなか割れず、じれったいな~と思い始めた矢先・・・
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Tさん宅のRくんの出番。剣の道を志して日々鍛錬する彼の姿勢は颯爽とし、引いたくじは見事竹棒。これは神のお告げか?
8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~ 
スイカを前に棒を振り上げる瞬間、皆がごくっと息をのみました。
8月10日・11日 みどりのmoriキッズ~サマーキャンプ~
爽快な音と共に、スイカの鮮やかな赤がお目見え。
一斉に歓声が上がりました。
これぞ、夏の定番、スイカわりの成功例!
その後、あと2つあった小さなスイカもちびっ子たちが割ってくれました。
川で食べるスイカはどうしてこんなに美味しいのかな~
今日お手伝いに来てくれている大学生Aくんのお家の差し入れです。比良の山間の畑でスクスク育ったみずみずしいスイカでした。
お昼ごはんの分お腹すかしとかなあかんかな~と言いながら胃袋スイカ満タンコ。

さ、名残惜しいけれど、帰って荷物をまとめて、帰り支度。
来たときよりも美しく☆掃除をして、ホール集合。
昨日、最初に来たときに座った場所に集まってみると、何だかこの2日間があっという間で、変な感じ。
お隣のお友達が最初と今では全然違う。
楽しかった思い出を発表して、じゃあね、また、朽木で会えるかな。会おうね。

いつも最高の笑顔をくれる元気いっぱいのmoriキッズたちと、オサムシのようにてんやわんやの私たちスタッフを温かく見守り、支えてくださる大人の皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。
そして、お手伝いに駆けつけてくださったT先生と大学生のあっくん、だいちゃん、すずP、キャンプを楽しく盛り上げてくれて、底力になってくださって、本当にありがとうございました。
怒濤のように過ぎ去った2日間、ゆとりを持ったスケジュール?でしたか?笑
楽しいこと詰め込みたいこの性は、虫が自ずと光に集まっていくのと同じで、ふれあいの里の習性なのかもしれません・・・

「子どもたちは宝物をいっぱい持って来てくれる。それを見過ごしてはならない」
キャンプが終わってひと息ついた頃、館長のつぶやいたこの一言が、コトンと音を立てて、まるで忘れ物の帽子のようなしっかりとした存在感を伴って、心に転がり落ちました。

@shimizu



Posted by kutsukiifc at 09:18