2013年12月07日

12月1日 みどりのmoriキッズ~昔ながらのおはぎ作り~

「おはぎ作り」と称しましたが、今日は普通におはぎは作りません。おはぎそのものよりも、おはぎのまわりの「きなこ」「あんこ」を手作りします。
まさかのまさか。大豆は土つき、根っこからひっこぬいたそのまんまの状態。これをどうやって「きなこ」にいたしましょうか。
ひとつずつ丁寧に、鞘をとって、豆を出して集めて・・・
なんてやってられません!
そこで道具の登場。
12月1日 みどりのmoriキッズ~昔ながらのおはぎ作り~
足踏み脱穀機と唐箕を使った豆の選別
12月1日 みどりのmoriキッズ~昔ながらのおはぎ作り~ 12月1日 みどりのmoriキッズ~昔ながらのおはぎ作り~
石臼で炒り大豆を粉にすると、豆の何とも言えない香ばしさが漂いだして・・・
12月1日 みどりのmoriキッズ~昔ながらのおはぎ作り~
玄米茶も玄米から炒って手作りします。こちらも素朴でいい香り・・・
12月1日 みどりのmoriキッズ~昔ながらのおはぎ作り~
小豆を砂糖と一緒に煮込んであんこ作り。砂糖とからめると水分がにじみでてきます。
12月1日 みどりのmoriキッズ~昔ながらのおはぎ作り~ 12月1日 みどりのmoriキッズ~昔ながらのおはぎ作り~
竹の皮に盛りつけて出来上がり。
おなかすいた~!
それも当然。9時から始めたおはぎ作り、完成したのは1時を回っておりました。
あんこもきなこも、スーパーでちゃりんiconN34と買ってきたら、もっと早く簡単におはぎが作れたのにね。
でも、今日食べたおはぎは、どのお店にも売っていない、特別な味がしたはずです。
香ばしい香り、大豆の粒のつるんとした感触、自分の手で作らないと経験できないことばかりです。
そして、今日の食材は、砂糖と塩以外、スタッフの提供。自分の身の回りの人、知っている人が無農薬で育てた食材です。
昔では、それはごく当たり前の風景でした。自分が作った作物を自分の家で加工して自分の口に運ぶ、ごく当たり前だったことが、当たり前でない現在、今日口にしたもので、生産者の顔を知っているものはどれだけありますか?生産過程を知っているものはどれだけありますか?

機械でなく、道具を自分の手で使うと、そのものの成り立ちや仕組みがよく理解できます。
道具は、人の暮らしの中から、自然の力を利用しながら人の手によって改良を重ね、生まれました。
手を使う機会はずいぶん少なくなってしまったようですが、私たちの持つ手、最も身近な道具で、これを使いこなすには年中年もの年月が要るのかもしれません。
何も触らない、汚れない、キレイな手、というよりは、味のある素敵な手を持つ大人になりたいな、なんて。
それにしても、手作りって、楽しいね!
@shimizu



Posted by kutsukiifc at 17:57