2010年11月29日
小学生のための自然体験クラブ~船にのってびわ湖へ行こう~
今日は、山からはるばるびわ湖にやってきました。
これから環境学習船「MEGUMI」に乗って、びわ湖のクルーズが始まります。
船が出航する時は、誰だってわくわくするものですね。みんなデッキに上がっておおはしゃぎ。
普段、地上からびわ湖を眺めることはあるけれど、びわ湖から滋賀県を見渡すことはありません。
今日は、びわ湖を取り巻く山々、比叡山や湖南アルプス、比良山系が見渡せました。
びわ湖大橋を下から見上げるなんて初めて!上を渡るときよりも、下をくぐるとその大きさが実感できますね。
船は北へ突き進み、びわ湖に浮かぶ最大の島、沖ノ島をぐるっと一周。紅葉で色づいた山のふもとに漁港があり、ボートで行き交う島の人々の生活を垣間見ることができました。
さて、今日は単なるクルージングだけではありません。
水深40メートル地点の深層水を「バンドーン式採水機」で採取。とっても深いところの水を引き上げてくるためには、みんなの協力が必要!子どもたちになわを引っ張り上げてもらいながら、力をあわせて採水を行いました。
さて、40メートル下からやってきた水は・・・9℃と、表層水よりは3~4℃低く、触るととっても冷たい!もちろん試飲も。びわ湖の深層水のお味はいかが?!
室内では、びわ湖の歴史や環境についてのグーパークイズで盛り上がりました。
また、ゲーム形式で外来種について学んだり、初めての顕微鏡でプランクトン観察を行い、琵琶湖の生き物について勉強しました。
びわ湖の水草であるヒシの実を試食しましたが、「おつまみ」的な大人の味で、子どもよりお父さんお母さんに人気でした。
ヒシの実はとっても硬くてとがった角があり、形がカッコいい!子どもたちの忍者遊びにお役立ちです。
実際に、びわ湖の真上で学習することによって、びわ湖の自然や生き物について興味がわき、びわ湖をより身近に感じられるようになりますね。同時にびわ湖の抱える問題も実感できました。
午後からはびわ湖博物館の見学ですが、普通の見学とはひと味違います!
普段は見られない博物館の裏っ側、バックヤードにお邪魔しました。
展示物の大きな収蔵庫や資材搬入のトラックヤード、水族館の後ろ側を通って水槽の管理の様子なども覗かせて頂きました。
魚の餌を冷凍してある大型冷凍庫はマイナス28℃。
開けてみると、一瞬で凍りつきそう!
「さむっさむっ」
初めての零下20度以下の世界、子どもたちも大騒ぎです。
収蔵庫では、厳重な空調管理、虫害を防ぐための細かい管理がなされていました。珍しい昔の生き物の標本なども見せてもらうことができました。
子どももさながら、お父さんお母さんも(私たちスタッフも含め)、珍しい世界に興味津々。時には子どもの中に分け入って最前列に(笑)申し訳ございません!博物館の裏側には、展示物を保管、管理するための大きな設備があって、見えないところで、たくさんの人が働いているのですね!
今日は、教科書では勉強しないたくさんのことを、実体験を通して学ぶことができたのではないでしょうか。
滋賀県の、いえ、日本の誇るびわ湖の美しい水と貴重な固有種、そして昔から育んできた水文化と原風景を、次世代を担う子どもたちへ。
☆蛇足コラム☆
当日の朝、朽木から草津に向かう道中、高島市の湖岸に色とりどりの熱気球が浮かんでいました。
ぼそっと一言。
来年は「小学生のための自然体験クラブ~気球に乗ってびわ湖へ行こう」
だな…(笑
@shimizu
これから環境学習船「MEGUMI」に乗って、びわ湖のクルーズが始まります。
船が出航する時は、誰だってわくわくするものですね。みんなデッキに上がっておおはしゃぎ。
普段、地上からびわ湖を眺めることはあるけれど、びわ湖から滋賀県を見渡すことはありません。
今日は、びわ湖を取り巻く山々、比叡山や湖南アルプス、比良山系が見渡せました。
びわ湖大橋を下から見上げるなんて初めて!上を渡るときよりも、下をくぐるとその大きさが実感できますね。
船は北へ突き進み、びわ湖に浮かぶ最大の島、沖ノ島をぐるっと一周。紅葉で色づいた山のふもとに漁港があり、ボートで行き交う島の人々の生活を垣間見ることができました。
さて、今日は単なるクルージングだけではありません。
水深40メートル地点の深層水を「バンドーン式採水機」で採取。とっても深いところの水を引き上げてくるためには、みんなの協力が必要!子どもたちになわを引っ張り上げてもらいながら、力をあわせて採水を行いました。
さて、40メートル下からやってきた水は・・・9℃と、表層水よりは3~4℃低く、触るととっても冷たい!もちろん試飲も。びわ湖の深層水のお味はいかが?!
室内では、びわ湖の歴史や環境についてのグーパークイズで盛り上がりました。
また、ゲーム形式で外来種について学んだり、初めての顕微鏡でプランクトン観察を行い、琵琶湖の生き物について勉強しました。
びわ湖の水草であるヒシの実を試食しましたが、「おつまみ」的な大人の味で、子どもよりお父さんお母さんに人気でした。
ヒシの実はとっても硬くてとがった角があり、形がカッコいい!子どもたちの忍者遊びにお役立ちです。
実際に、びわ湖の真上で学習することによって、びわ湖の自然や生き物について興味がわき、びわ湖をより身近に感じられるようになりますね。同時にびわ湖の抱える問題も実感できました。
午後からはびわ湖博物館の見学ですが、普通の見学とはひと味違います!
普段は見られない博物館の裏っ側、バックヤードにお邪魔しました。
展示物の大きな収蔵庫や資材搬入のトラックヤード、水族館の後ろ側を通って水槽の管理の様子なども覗かせて頂きました。
魚の餌を冷凍してある大型冷凍庫はマイナス28℃。
開けてみると、一瞬で凍りつきそう!
「さむっさむっ」
初めての零下20度以下の世界、子どもたちも大騒ぎです。
収蔵庫では、厳重な空調管理、虫害を防ぐための細かい管理がなされていました。珍しい昔の生き物の標本なども見せてもらうことができました。
子どももさながら、お父さんお母さんも(私たちスタッフも含め)、珍しい世界に興味津々。時には子どもの中に分け入って最前列に(笑)申し訳ございません!博物館の裏側には、展示物を保管、管理するための大きな設備があって、見えないところで、たくさんの人が働いているのですね!
今日は、教科書では勉強しないたくさんのことを、実体験を通して学ぶことができたのではないでしょうか。
滋賀県の、いえ、日本の誇るびわ湖の美しい水と貴重な固有種、そして昔から育んできた水文化と原風景を、次世代を担う子どもたちへ。
☆蛇足コラム☆
当日の朝、朽木から草津に向かう道中、高島市の湖岸に色とりどりの熱気球が浮かんでいました。
ぼそっと一言。
来年は「小学生のための自然体験クラブ~気球に乗ってびわ湖へ行こう」
だな…(笑
@shimizu
Posted by kutsukiifc at 21:25