2010年11月08日

11月7日小学生のための自然体験クラブ〜紅葉のしくみ〜

11月7日、紅葉吉日。
日に日に色が深まり、まるで絵の具で塗ったように鮮やかな朽木いきものふれあいの里へ、本日は11名の元気な子どもたち(6家族さん)が来てくれました。
「秋になったらどうして葉っぱの色が変わるんだろう?」
紅葉のしくみについてお話を聞きながら、秋のセラピーロードを歩きました。
11月7日小学生のための自然体験クラブ〜紅葉のしくみ〜
赤と黄色の色鉛筆で、「紅葉」と「黄葉」する樹を種類別に分け、表に塗っていきます。
同じ木でも、日当りによって色の具合が違ったり、赤と黄色両方に色を変えるものがあったり、足下を見下ろせば、紅葉する草(草紅葉といいます)があったり、紅葉への新たな発見がありました。
落葉の仕方にも違いがあり、首からぽろっと葉っぱだけ落ちるものや(ツタなど)、枝ごと落ちるもの(トチノキなど)、葉っぱが何枚か一緒に手をつないだまま落ちるもの(コシアブラ、タカノツメなど)があり、興味深いものですね。
森の中は、カツラやタカノツメの葉っぱが発する甘いカラメルのようなにおいがぷ〜んと漂って、時折はらはらと落葉する葉っぱの小雨の中、紅葉を満喫しましたね。
11月7日小学生のための自然体験クラブ〜紅葉のしくみ〜
最後には、「ヤッホーポイント」で、色づく朽木の山に向かって大声で叫びました。
11月7日小学生のための自然体験クラブ〜紅葉のしくみ〜
お昼は、クリームシチュー作りです。
朝の散歩が長引いて、はらぺこさんたちが続出、そんな中、今回はお父さんお母さん、包丁を握りません。
子どもたちだけで作る子どもシチューです。
タマネギはちょっと泣きべそになりながら、ニンジンはお花の形に型抜きしました。
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立派な料理の先生(お父さんお母さん)に教えてもらいながら、慣れない手つきでしたが、小さなエプロンはみんなお似合いでしたね。
大きなお鍋に油をひいて、椅子の上に立って、二人がかりで具材を炒めます。
出来上がったシチューは、あったか〜い優しい味がしました。オレンジのお花がとてもきれいな、花咲く森のシチューです。
お昼からは、葉っぱを使って工作タイム。
真っ赤に紅葉したイロハカエデのたたき染めと葉っぱの帽子作りです。
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秋は自然の落とし物がたっくさん!森のプレゼントをちょこっとおすそわけしてもらいましょう。
イチョウ、ハンテンボク、モミジバフウ、シロモジなどの色鮮やかで個性のある葉っぱたちを帽子に飾って、はいチーズ☆
11月7日小学生のための自然体験クラブ〜紅葉のしくみ〜
普段、紅葉を見ていても「きれいだね〜」という感想だけで通り過ぎてしまいがちですが、違った視点から紅葉を眺めると、自然への新たな発見があります。
紅葉は、寒い冬を乗り切るために樹々が身につけた術ともいえますが、その色の美しさ、自然美は人の心を打ちます。
これからやって来る身を切る寒さ、厳しい試練を前にして、樹々はどうしてこんなにも鮮やかに着飾りお化粧ができるのでしょうか。
自然のもつ神秘的な顔をまたひとつ垣間みることができましたね。
(記載者:shimizu)



Posted by kutsukiifc at 00:00