2013年11月28日

11月24日 みどりのmoriキッズ~森からの挑戦状~

紅葉がきれいだなあ・・・
仙人が100年ぶりに下界に降りてきて、今も昔も変わらぬ秋の美しさに吐息をひとつ。
しかし、仙人は、ローソンや電子レンジ、炊飯器を見て、その便利さにびっくりしてしまいます。便利なのはいいのですが、電気、ガスがないときに何もできない、そういう人が増えていることに未来への危惧を感じます。そこで今日、moriキッズたちに「自分の力で火を起こしてごはんをたいてみよ」と挑戦状を出しました。うまく出来なかったら、家族みんなのお昼ごはんはナシ・・・
さて、みんなの運命はいかに!?

お米を洗って、水をはかって入れる。
竹ぐしをなたやナイフで削って作り、野菜を切って串刺しにする。
食材の準備が出来たところで、広場に出ます。
11月24日 みどりのmoriキッズ~森からの挑戦状~
半切りのドラム缶と、新聞紙、落ち葉、小枝、ダンボール、薪、火バサミ、うちわ・・・各自必要なものを使いましょう。
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最初の火は、マッチから。配られたマッチ箱を開けると・・・
「あれ?」
マッチが3本しか入っていません(笑)
11月24日 みどりのmoriキッズ~森からの挑戦状~
マッチ売りの少女にマッチを恵んでもらわなければいけません。
が、割とケチなマッチ売りの少女。ただではマッチをくれません。
マッチ棒クイズを解いて、やっとマッチ1本をゲットできるわけです。
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最初の焚き付けが難しい!
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材の置き方、組み合わせ方、マッチの火を何につけたらいいかな。火を消えないようにするには?
十人十色、ドラム缶の中はいろいろです。
感性を働かせて、経験をフル活用して、持つ知恵をふりしぼって。
今日はお父さん、お母さんは見守るだけです。
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小さな火があちらこちらで起こり始めました。
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火力が安定してきたら、竹釜ごはんをセット。
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約2時間後、ふたを開けると、湯気がさあっと立ち上がって、晴れ間につやつやの粒のごはんが見え隠れ。
ほくほくのごはんが炊き上がりました。
思わず歓声。
みんな無事美味しいご飯が炊けました。
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「マッチの小さな火がこんなに大きくなってびっくりや」
「火て不思議やな」

かつては暮らしの中にいつも「火」がありました。
人の手で火を生み出し、人の手で消す。それは人間の生命活動の基本としてありました。
しかし現在、直に火に触れる機会は、安全、機械効率化、利便性にとってかわって、ほとんど姿を消してしまいました。
今日、面と向かって火に対峙した子どもたちが、表彰の時には、気のせいか、ひと回り大きくなったような、そんな風に見えました。
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11月24日 みどりのmoriキッズ~森からの挑戦状~
お米の仙人(謎)

今日の太陽の光は本当に美しく紅葉に映えて、自然が大きな心で子どもたちを見守っていてくれるようでした。
11月24日 みどりのmoriキッズ~森からの挑戦状~
@shimizu



Posted by kutsukiifc at 18:14