2013年09月21日

2013年 9月14日(土)リス森倶楽部 第1回

野生のニホンリスが生息する朽木いきものふれあいの里のフィールドの中で、ニホンリスの観察・森の勉強会・森づくり活動など、ニホンリスの1年を追い続けながら楽しく森づくりをしようと「リス森倶楽部」ができました。

さて、今回が初の活動となりました。
どんなことをしたのでしょう。

まずはおおきな地図を片手にリスの調査にでかけます。
森の中を歩いていると足もとには…
リスがまつぼっくりの種を食べたあと、エビフライがポトリ。

エビフライがあるということがこの森でリスが生息しているという証になります。
森の奥には、こんなにたくさんのエビフライ!!
2013年 9月14日(土)リス森倶楽部 第1回
「あっちにも!こっちにも!!」

「もしかして、この木の上に巣があるかも?」
「この切り株がどうやらお気に入りらしい。食べあとがいっぱいある。」
いろいろ話しは盛り上がり想像がふくらんできます。

調査中、2匹のリスに出会いました
こちらの気配に気づきぴょんぴょんと走り去ってしまいましたが、
リスのいた場所にはオニグルミの殻がおちていました。
2013年 9月14日(土)リス森倶楽部 第1回

リスの観察や調査をつづけることでだんだんとリスの好きな食べ物や場所がわかってきます。そしてリスのクセや意外な行動を目撃したり、そんなことがとても楽しいのです。

ところが、リスのエサ場となっているアカマツ林は害虫の影響で枯れ木が増えてきています。
被害を受けた枯れ木をそのまま森に置いておくと、そこからまた周辺の木に被害が拡がってしまいます。

そこで、リス森倶楽部では害虫被害にあった枯れ木を森から運び出して薪割りをし、薪を使った料理を企画しています。害虫を減らし、自然の恵みをいただけるという森にとっても私たちにとっても素敵な企画。

豊かな森でニホンリスやたくさんの生き物が元気に暮らせたら、そんなシンプルな気持ちがリス森倶楽部の原動力なのです。

2013年 9月14日(土)リス森倶楽部 第1回
リスの食べあと調査MAP作成風景

@oshima



Posted by kutsukiifc at 18:44