2013年02月11日

2月10日 みどりのmoriキッズ~雪の灯 キャンドルナイト~

-ロウソクって、何で出来ているの?
-ロウで出来てる!

誕生日ケーキに、お仏壇に、停電の時に(!?)などなど、誰もが灯したことのあるロウソク。
一口にロウといっても、いろんなロウがあるみたい!
私たちが一番身近に使うロウソクは、石油を原料としたもの。ケーキに使う白っぽいやつです。
仏間にあるロウソクは、和ロウソク。木蝋の植物性のもので、融点が低く、指でこねこねしていても柔らかくなってきます。
2月10日 みどりのmoriキッズ~雪の灯 キャンドルナイト~
そして、動物性のミツロウ、こちらはミツバチの巣から取り出した蝋で、黄土色をしたBeeWaxビーワックスというもの。
2月10日 みどりのmoriキッズ~雪の灯 キャンドルナイト~
今日は、館長自身が養蜂し、そのミツバチたちの巣から精製したミツロウを使って、昨今、とても貴重なミツロウのロウソク作りを体験します。
ちゃぽん、と芯にロウをからませたら空気に触れさせて固めます。固まったらまたちゃぽん。
2月10日 みどりのmoriキッズ~雪の灯 キャンドルナイト~ 2月10日 みどりのmoriキッズ~雪の灯 キャンドルナイト~
次は、本日、雪に灯すキャンドルを作ります。こちらは、カラフルさ重視の石油のキャンドル。
好きな色を選んでビンに流し込んで、雪で冷やして芯をさして固めて固めて・・・
融点の高いこのロウは、雪などで冷やさないとなかなか固まってくれません。

さて、5時半を過ぎると窓の外も暗くなってきました。
寒っ!
防寒着を着て外にでます。
2月10日 みどりのmoriキッズ~雪の灯 キャンドルナイト~ 
懐中電灯とともに、2㍍近くある屋根雪の斜面に穴を掘って、キャンドルを灯しました。

わぁ・・・!
2月10日 みどりのmoriキッズ~雪の灯 キャンドルナイト~
誰もがうっとり。
雪の中の灯が、こんなにもきれいだなんて。

「光」  大昔から、人は火を使いました。
火は熱と共に明かりを生み、暗い夜に灯す光は、人に安心感や安堵感、希望を与えてきました。
今となれば、火を灯さずとも、電気が光を供給してくれます。しかし、蛍光灯の明かりとロウソクの炎は、同じ光でも、印象が違いますね。
こんな便利になった今現在に至っても、人がロウソクを灯し続けるのには、人の生と関わる深い意味があるのかもしれません。

和ロウソクや、ミツロウのロウソクなどの自然のロウソクは、ケーキのロウソクとは心なしかちょっと違う、やわらかく落ち着いた炎を描きます。
静かな夜に、ひとり、ロウソクを灯して、吐息をついたり、ぼ~っとしたり、想い出を巡らせてみたり、何十年も先のことをふと思い描いてみたり・・・
@shimizu



Posted by kutsukiifc at 17:26