ぐりちゃんNIKKI

天気予報は晴れマーク、京都や大津はもちろんお隣さんの安曇川町も晴れているのに、朽木だけが雨ですか･･･。
今日は焚き火は中止かぁ…と肩をおとしていましたが、7家族の参加者の皆さんが集まったところで、雨がぽつりぽつり、と小降りになってきました。
元気な子どもたちがやってきたので、山の神様もにっこり笑ってくれたようです。
さあ、本物の焚き火でヤキイモだ！
広場に落ち葉の山ができ、火がぼおっと燃え上がりました。
　　　　　　　　　　　　　
まずは、もくもく上がる煙で、煙あそび。

じゃん！出ました「ドーナツ型けむり排出マシーン（顔バージョン）」
煙を箱の中にためて･･･箱をドンッと叩くと、口からまあるい煙がぽわん！
おもしろいですね。
その後は、段ボールを使ってトンネルや船を作りました。上からいっぱいいっぱい落ち葉をかけます。
落ち葉の海に落ち葉の雨が降り、落ち葉にうずもれる元気っ子たち。
「落ち葉」というマテリアルだけで、夢中になって遊べてしまうのは、子ども達の特権です。
が、今日はお父さんお母さんも、落ち葉遊びに一生懸命です（笑）
屈託のない子どもたちの笑顔と高らかな笑い声がふれあいの里を包みました。

「あったかいね～」
「うん、あったかいね～」
寒い冬の季節だからこそ、焚き火の火が暖かい。頬がぽっと赤くなります。
ぱちぱちぱちぱちぱち・・・ぱっちん！
「この音がいいね～」
落ち葉の焼ける音がします。
「見てみて！真っ赤だよ!」
火の色は、赤色？オレンジ色？きれいですね。
ぷぅん。
「なんか、においがする！森のにおいがする！」
落ち葉を焼くと葉っぱの匂いがします。どんな匂いと言われるとなんて表現していいのかわからないけれど、なんだか、落ち着く匂いなんです。
さて、五感で焚き火を感じるには、あとひとつ、味覚ですね！
そろそろヤキイモが出来上がるころ。イモ投入から1時間半です。
ヤキイモは、じっくりといぶし焼きがポイント。もみがらやおがくずも混ぜこんで焼き上げました。
「ほくほく～ぅ！」
あったか～いコーンスープと一緒にどうぞ。



今日は、クリスマス前ということで、お土産に「森のクリスマスツリー作り」
自然の素材、木の実や葉っぱを使って、可愛らしく仕上がりました。
本物の綿花を使って「雪」を、サワラの葉を組み合わせて「雪の結晶」、色鮮やかなイチョウやカエデの葉をアクセントに、モミジバフウのかっこいい実や、森のたわし「ヤシャブシ」、サッカーボールの「ヒノキ」の実、森のハート「オニグルミ」の殻など、森の素敵なプレゼントがいっぱいです。
自然の産物はそれぞれが個性的、その特性を生かして工夫しながら工作することで、感性が養われます。
自然には、学びがいっぱい。そして、遊びがいっぱい。（以下、子ども達の作品）

師走に入って、寒い冬は目前です。
森にはストーブやこたつはありません。
寒い冬を越すためにいらない葉っぱを落として裸になった木々たち。
閑散とした森。
一見悲しそうに見えますが、よ～く見てみてください。
小さな小さな冬芽が枝先にちょこんとついて、春に向けての準備がもう始まっているのです。
最後にコブシの冬芽を見て、お別れです。
そういえば、今日が今年最後のデイキャンプ。
四季を通して、ふれあいの里でたくさんのドラマが生まれました。
朽木の自然の中でめいっぱい遊んでくださった皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
これからの冬の森もまた、違った様相を見せてくれることでしょう。
お楽しみに！
　　　　　　　　
＠shimizu