2011年11月06日

11月3日 ビワマスの観察と魚の標本作り

ビワマスに想いを馳せる季節・・・
春、川で産まれたビワマスの子ども達は、梅雨の大雨と共に、生まれ故郷を離れ、琵琶湖に向かいます。
琵琶湖で大きくなったビワマスの成魚は、2~3年後、産卵のために、故郷の川に帰ってきます。
10月下旬から11月上旬にかけて、安曇川には遡上してくるビワマスで溢れます。

今日午前中は、魚に親しむための標本作り講座。
魚の中身を小さなナイフやハサミを使って丁寧に取り除いていきます。
根気のいる作業ですが、みんな一所懸命!
11月3日 ビワマスの観察と魚の標本作り
皮だけになった魚に、石膏をつめて立体感を出します。
石膏を水で溶いてみると・・・ふっしぎ~
11月3日 ビワマスの観察と魚の標本作り 11月3日 ビワマスの観察と魚の標本作り
色を塗って、実物そのものの作品が出来ました♪
11月3日 ビワマスの観察と魚の標本作り 11月3日 ビワマスの観察と魚の標本作り 11月3日 ビワマスの観察と魚の標本作り
さて、お昼過ぎ、いよいよビワマスの遡上観察。
朽木の渓谷と安曇川町のダム近くへ。
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綺麗な深い水の色・・・
少し深くなった淵に、ビワマスがゆらゆらと泳いでいる姿が見えました。
幾多の障害を乗り越えて遡上してきたビワマス、生まれ故郷に帰ってきて、ほっとしたのでしょうか。
辺りには、ビワマスの死骸も・・・
11月3日 ビワマスの観察と魚の標本作り 11月3日 ビワマスの観察と魚の標本作り
ビワマスは、産卵という、人生で最も大きなアクションを終え、役目を果たして死んでいくのです。
旅という人生、最初と最期は、たったひとつの特別な場所で。
自分の命が生まれ、自然に帰るたったひとつの特別な場所で。
@shimizu



Posted by kutsukiifc at 17:47