大きな虫取り網と虫取りカゴを両手にした子どもの姿は、夏の風物詩でもあります。
今日は、生き物と思いっきりふれあって夏の自然と遊ぶ生きもののお祭りです!
午前中は、センター周辺の森を思いっきり走り回って生き物探し。
草むらには種々のバッタたち、池の中にはイモリやカエル、ドンコ、水生昆虫。トンボやセミ、クワガタムシなどもたくさん捕まりました。
みんなで採った生きものを種類別に分け、「生きもの博物館」に大集合。
総勢40種あまり。センター周辺のちょっとした原っぱと森の中に、こんなにたくさんの種類の生きものがいるなんて驚き!見たり触ったりで、子ども達は大興奮!
観察後は、みんなの手で生きもの達を元の自然に帰します。
お昼はホットドック作り。朽木自慢、宝牧場の美味しいパンに具をはさんで、牛乳パックに入れて着火。ホクホクのホットドック、出来ましたか?
午後からは、5つの生きものブースが野外に立ち並び、お祭りの屋台みたいに自由に回ります。
ブース1「はっぱってすばらしい!?」
葉っぱを顕微鏡で観察すると、葉っぱの唇(気孔)を発見!スタンプコーナーでは、いろんな形の葉っぱで素敵なしおりができました。葉っぱって、よくよく観てみると全部違って面白いね。ざらざらだったりつるつるだったり、葉脈の模様なんか、幾何学的でアートだね~
葉っぱカルタにもチャレンジ。いろんな葉っぱの名前を覚えることができたね。
ブース2「かわいいひんやり動物」
ぞくぞくひんやりといえば・・・まさかのシマヘビ。首に巻いてみよう!ひえ~
わいわい騒ぎながらも、なんだかちょっと、お友達になれた気がして、嬉しい感じ。
カナヘビやトカゲも間近でゆっくり観察できました。
ブース3「おちばの下にいらっしゃい!」
森を歩く時、周囲の樹や花、昆虫や鳥には興味がわきますが、土の中の生きものはあまり意識しません。でも、よく見てみると面白い姿をしています。ムカデやヤスデ、ゲジゲジなど、敬遠してしまうような生きものでさえ、可愛く見えてしまう不思議なブース。
ブース4「虫の世界をのぞいてみよう」
森の木漏れ日の下、バッタの立派なジオラマと種々の昆虫たち。自然のままの雰囲気を大切にした本物の森の昆虫展です。じっくり昆虫たちの顔を見たり、昆虫の面白いお話しを聞いたりして、昆虫少年にとっては楽しくていてもたってもいられないブースでした。
ブース5「森のくまさんのかき氷やさん」
昔ながらの手回しかき氷機をガリガリかいているのは、愛嬌たっぷりの森のくまさんたち。
ミツには、無添加のてんさい糖ミツ。優しい自然のままの甘さが、高島市のわき水使用の瑞々しいさっぱり氷にぴったりあいます。
森のくまさん、ぴちぴちのはっぴがとってもお似合いでした。
さて、すべてのブースを回ったところで、森のすずしい木陰でマッキーノ・ビンゴゲーム。
生きものの名前をビンゴにしました。勝った人には蝶の標本や虫取りマシーンなどがあたります。
お盆の真っ最中、田舎のおじいちゃんおばあちゃん家にお邪魔して、カブトムシやクワガタムシを採ったり、田んぼのあぜ道や河原で遊んだり・・・子ども達にとって、自然は広大な遊び場であり、同時に学びの場でもあります。
好奇心いっぱいのわくわくした気持ち、キラキラした目でふれあいの里に来てくれる子どもたちを、朽木の自然もまた温かく見守ってくれているようです。
今日、また新しい世界に出会って、昆虫少年・少女がすくすくと成長してくれるといいな・・・
マンネンタケコラム
森の木漏れ日の下に佇むマンネンタケ
明るくて鮮やかな黄色が、ぱっと目につきます。
万年幸せに・・・という縁起のいいキノコだそうです。
今日のイベントの幸せをいつまでも♪センターに1本♪
@shimizu