待ちに待った夏休みが始まりました!
夏になると・・・みんな水のある方へ流れていきますね。
今日、いきものふれあいの里は、山からびわ湖へ出張です。
草津烏丸半島港から、環境学習船「めぐみ」に乗って、びわ湖最大の島「沖島」に上陸するわくわくツアーです。
沖島は、湖(淡水)に浮かぶ島で人が住んでいる、世界的にも珍しい島なのです。
沖島に着くまで、船の中では、めいっぱいのびわ湖スタディータイム。
ワークシートを用いて、びわ湖のいろんなこと、勉強します。
本物のナマズやウナギを手にとって触れるお魚ブース。にゅるにゅる!!
ヨシノボリもスケッチしてみましょう。
顕微鏡を用いてのプランクトン観察も、ミクロの世界の不思議に驚く子どもたち。
プランクトンパズルも楽しいね~
お、びわ湖大橋が見えてきた!いつも上を渡っているけど、今日は下をくぐるんだぞぉ~!ど迫力★
沖島近くに来たら、びわ湖の水深も深くなります。
そこで、びわ湖のふか~い所にある深層水を採って、みんなで水の調査をしてみました。
バンドーン採水機を使えば、底の水も楽々採れちゃう♪
さ、浅いところにある水と、深いところにある水、どう違う??
おおお~!
深層水、冷たいぞ!!今日の気温は30度、浅いところの水温は約24度ありましたが、深層水は10度弱。
見た目も、深層水は透明できれいにみえます。
そろそろ、びわ湖からのお手紙時間。
ハガキの表には、ぼくんち・わたしんちの住所。
びわ湖から、船の思い出を描いて、ハガキを出してみよう。
ハガキには、沖島でしか押してもらえない世界で一つの沖島オリジナル風景印を押してもらえます!
いつ届くかな~!どんな風景印かな~!届いてからのお楽しみっ☆
あ、そうこうしているうちに、沖島が見えてきたぞ!
船がいっぱい泊まっているね。沖島漁港には予定通り12時に到着。
沖島の猟師さんは、朝とっても早く、まだ暗い内から湖へ漕ぎ出して、働きに出かけるため、お昼は休憩しておられます。
なので、みんな、し~っ!静かに静かに歩こうね。
それでは、沖島にお邪魔します!
青い湖に、民家、自転車、おじいちゃん、おばあちゃん。畑には鈴なりの野菜たち。トビが時折ぴ~ひょろろろ~
ひなびた素朴な風景の中をてくてくてくてく沖島散歩。
沖島小学校に到着、体育館でお昼ごはんをとります。
全校児童10人の小学校ですが、とても立派な校舎です。
さて、午後からは、沖島猟師さんと一緒に地引き網体験!
長年漁をしてこられたベテランの猟師さんたちとでっかい地引き網を協力して引き上げます。
よ~いしょ!よ~いしょ!
意外と重い!意外としんどい!意外と長い!漁って、こんなに大変な仕事なんだなあ・・・!
ぴちぴちぴち・・・
ぎょ~さん!魚がぎょ~さん入っとるわ!
網の周りに群がりました。
猟師さんによるお魚レクチャー。
ほとんどがブラックバス、ブルーギルなどの外来種で、ここ近年増え続けているそう。
びわ湖の悲鳴が聞こえました。
猟師さんに、仕事の大変さや一日の過ごし方、お魚のことについてなど、いろいろ教えてもらいましたね。
一仕事した後は、ちょっと水で遊んで、さあ、帰ろう。
のんびり流れる沖島タイムにどっぷりとひたっていたいけれど、船の出港の時間が迫っています。
バイバイ。また、いつか来られるといいな。沖島。
帰りの船の中では、今日の振り返り学習をちょこっと。
外来魚は、どうして増えてしまったのかな。びわ湖の水はどうして汚れてしまったのかな。
びわ湖を守るには、ぼくたちわたしたち、どうしたらいいのかな。
夏休み、始まったばかりですが、今日のびわこ学習で、宿題が出来上がっちゃった人もいたりして!
今日は、びわ湖三昧の一日でしたが、いかがでしたか?
初めて船に乗った子も、初めて沖島に行った子も、初めてプランクトンを見た子も、初めて地引き網をした子も、今日の「初めて」が、これからの学習の土台となっていくのでしょう
今日の隠し撮り
青いびわ湖を背景に黄昏れる館長
@shimizu