2014年02月27日

2月22日 木の年輪と冬芽図鑑作り

木は動かないし話せないし、いまいち何を考えているのかよくわかりませんが・・・

人は正確な年齢を外見で知ることはできませんが、木は1年1年、刻々と生きた印を刻んでいきます。
生長が止まり、ひたすら堪え忍ぶ冬の季節、木は死んでいるように見えますが、次の春に向けて芽をつけています。
よく見ると、ステキな冬芽がい~っぱい!
 
さわってびっくりのトチノキ                 手触りと香りの良さにやみつきになるタムシバ

今日は、こんな冬芽の図鑑を作ります。
イヌブナ、オオモミジ、コナラ、エゴノキ、ヌルデ、ムラサキシキブ、クロモジ、オオカメノキ、ヤマボウシ、タニウツギなどなど、朽木の雑木林によく見られる樹木の冬芽が大集合!

冬芽と年輪を好きなように配置します。
 
これさえあれば、葉っぱのない冬の森でも、木の種類が見分けられますね?

工作が終わってから、ちょろっとお外に。木の年輪を抽出する実験です。

樹に興味津々組↑

 
隣で雪遊びに興味津々組↑
(この屋根雪の誘惑には、絶対勝てないです・・・)

ということで、イベントが終わる頃には、木が少し身近に思えてきたような気がします。
人より何倍も長く生きる"木"、人よりもずっといろんなことを知っているのでしょう。
もし、木と話ができる日が来たら、あなたは木に何をたずねますか?
@shimizu


Posted by kutsukiifc at 16:16

2014年02月02日

2月1日・2日 幼児のためのデイキャンプ~ゆきあそび~

節分が近づいてきました。
この時期に赤ちゃんを産むクマ、うずめたクルミを掘り起こしては食べるリス、木の実をつつく鳥たち、芽を準備して春を待つ木々・・・
雪の森では、みなさんどのような暮らしをしているのでしょうか。
ちょっとのぞきに森へGo!
 
雪の上は真っ白・・・
だと思ったら、実は森の落し物で散らかっています。
 
 
木の実の食べあとやフン、種などなど・・・
あ、動物の足あと発見!
 
雪っておもろいなkao07
 

ソリ最高!
 

雪でなら、自分だけの好きなお家をスコップひとつで作れるんだもん!

オニは~そと!


なんと、雪の森でアイス作り。雪に塩をふりかけると冷凍庫になってしまう不思議!
 

思い切り雪遊び。
走り回って転げまわって、雪の中なのに汗かいた!っていうのも、大切な経験のひとつ。
靴下も手袋もぐちょぐちょ。冷たいよ~!って泣きたくなるのも、大切な経験のひとつ。
雪という自然の面白さ、便利さ、美しさ。(それとうってかわって、不便さや危険もありますが)、元気に外に飛び出せば雪のいろんな姿と出会うことができます。

@shimizu


Posted by kutsukiifc at 17:17

2014年01月29日

1月26日 We Love 山歩き~冬の三十三間山~

この時期に雨・・・

集合後、雨に打たれながら
「さて、どうしますか?」笑
せっかく朝早く集まって「はい、解散」では寂しいですね。
意を決して!靴紐をしめて出発準備。
スノーシューやかんじきをつけなくても歩ける程度の積雪です。
冬の終わりを感じさせる残雪状態。
雨がみぞれに変わり、雨で濡れた部分が冷えてきます。


雨の雪山登山って・・・何ぞや?
普通、こんなコンディションでは登らない・・・ですよね?
という日にあえて登る意義は・・・

ハリガネムシ(笑

途中で下山し、12時頃、登山口の駐車場まで戻ってきました。
冷たい雨に打たれ、全身べちょべちょ。
皆さまの貴重な休日を・・・と申し訳ない気持ちでいっぱいの私たちに、「でも、楽しかったですよ」「こんな日に山に登る経験が出来てよかったです」などと笑顔でいてくださる参加者の皆さまのお心遣いが、かじかむ身体を温めてくれました。
本当にありがとうございます。
また、登山口駐車場の除雪に入って下さった若狭町の業者の方、除雪に関しての相談に快く応じて下さり調整をしてくださった若狭町役場観光交流課の方、この場をお借りしてお礼を申し上げます。

@shimizu


Posted by kutsukiifc at 13:52

2014年01月22日

1月19日 スノーフェスティバル

  
  
 
  
  
 
 
 
ふれあいの里のスノーフェスティバルも今年で6年目。
雪の中、子どもも大人も本気の雪遊び。元気な声が響き渡るこのフェスティバルを、私たちも、皆さんも、冬の森も、毎年心待ちにしているのかもしれません。

@shimizu


Posted by kutsukiifc at 11:15

2014年01月12日

1月12日 みどりのmoriキッズ~雪の森体験~

今年の雪は少ないのかな・・・?
ふれあいの里センターは、40㎝前後の積雪。
晴天のまぶしい雪ですが、もう少し雪がほしい!というのが本音。
雪が好きなキッズたちが集合。
今日は、かんじきをはいて、雪のハイキングに出かけます。

雪の歩行は、無積雪時の歩行と比べて足が重く大変です。かんじきをはくと更に大またになります。
寒い、寒いと思っていた冬の森ですが、すぐに身体がぽかぽか温まってきました。
テンやシカの足跡を発見したり、不思議な冬芽を観察しながら、小高い丘を目指します。
 
帰りは坂でソリスベリ~!

広場に戻ってくると、クンクン。香ばしいいいにおいが・・・
七輪の炭火の上に焼きよもぎ餅。網のこげ模様のついたおもちでほっこり。
  
除雪車のない昔、雪深い山間いの朽木の集落では、雪に閉ざされる冬期、雪とともに生活する術を暮らしの中から編み出してきました。
雪の中を歩く道具、寒さをしのぐ衣類、保存のきく料理など、切実に冬を乗り越え生きる為の大いなる工夫がなされています。
雪の中を遠出するときはお餅をたくさん持って出かけ、道中知り合いの家に立ち寄ってはお家でお餅を焼かせてもらって食べたそうです。
今日は、かんじきの便利さ、雪道の歩きにくさと同時に楽しさ、雪遊びしやすい雪ってどんな雪かな、雪の中のお餅などなど体験して頂きました。
子どものみんなは、とりあえず、めいっぱい雪遊びに勤しんで、雪の性質を5感で感じることが一番の冬の宿題ですね!
@shimizu



Posted by kutsukiifc at 17:00

2014年01月11日

1月11日 あおきしげるのネイチャーガイド教室~


雪の蛇谷ヶ峰へGo!目指すは白蛇さん☆

 
道中、動物の足跡や冬芽の解説はアオキ節で自然をおもしろおかしく。
無事山頂到着(証拠写真↓)


雪の山は、行った人にしか感じられない、白の概念を変える、そこはかとない魅力があります。
@shimizu


Posted by kutsukiifc at 17:00

2013年12月15日

12月15日 木の実いっぱいのリース作り

街ではクリスマスの機運が盛り上がり、きれいなイルミネーションが彩っています。
ふれあいの里も、木の実をめいっぱい飾りに使って、リースを作ります。

40種もの木の実から、好きな木の実を選んで、好きなだけつけます。

リースが出来上がったら、ジオラマの森に吊るしてみましょう・・・
 
あら、素敵・・・icon12

木の実の飾りは、カラフルな電飾に比べると一見地味かもしれません。
が、自然の素材は、何だかあたたかく、やわらかく、優しく、作り手の気持ちを素直に伝えてくれる力があります。

@shimizu


Posted by kutsukiifc at 17:33

2013年12月11日

12月7日・8日 幼児のためのデイキャンプ~おちばあそび~

森の木々はもうおおかた葉っぱを落として、地面は落ち葉のじゅうたん。
あいにく土曜日は、雨により室内でのおちばあそびでしたが、たくさんの落ち葉の中で遊ぶ(暴れる)ことができました。
 
  
落ち葉山のカード探しと落ち葉のお買い物リレー
落ち葉のさわり心地・・・やわらかでふかふかで、あったかいなあ。でも服に入っちゃうとイガイガかゆい!
 
落ち葉ボールゲーム。大きな(90㍑)の袋いっぱいの落ち葉を落とさずにキャッチ!
でも不思議。僕たち私たちよりも大きな袋に入った落ち葉、持てちゃうんだもんね~!落ち葉って軽いんだなあ。

大人も夢中。落ち葉の海に飛び込み!


ゲームで走り回った後は、室内で葉っぱの絵飾り作り。
水分を抜いてぺっちゃんこに処理した種々の葉っぱたち。それぞれがいろんな色、いろんな形。何に見えるかな~?
  

ゲームと工作の後は、空き缶ポップコーン作りをポンポン楽しんで、今日はおしまい。

落ち葉の山。それだけでがむしゃらに遊べる子どもたちの笑い声に、辛い冬を目前に控えた木々たちは、励まされるのだと思います。
 

@shimizu





Posted by kutsukiifc at 16:43

2013年12月10日

11月30日 みどりのmoriキッズ~森の冬じたく~

11月最後の日、もう本格的に冬の気配。私たちは、コートやジャンパーを出して着たり、こたつやストーブの準備をしますが、森はどのような冬支度をしているのでしょうか。
今日はムシ博士Aくん(大学生)によるレクチャーです!
カブトムシ、クワガタムシ、フユシャク、スズメバチ、などなど、越冬準備をする様々な昆虫たちのお話を、森の素敵なイラストとシールで分かりやすく教えていただきました。
僕だったら、私だったら、どうやって冬の寒さをしのぐかな・・・森で越冬する虫の気持ちになって、自分の越冬方法を考えます。
午後からは、センター周辺に越冬昆虫を探しにGo!
 
良い天気!寒さも和らぐ。

虫のいそうな所を探して、ノミで木を削り見つけ出します。


ただ、日当たりのいい暖かい場所を選んでいるのかと思ったけれど、どうやらそうでないみたい。
越冬形態は多種多様、それぞれの昆虫が、自分の持つ身体の特徴に合ったものを持っています。
朽ち木の中に眠る小さな虫たちが教えてくれる生きる知恵は、大きなものです。
@shimizu


Posted by kutsukiifc at 10:00

2013年12月07日

12月1日 みどりのmoriキッズ~昔ながらのおはぎ作り~

「おはぎ作り」と称しましたが、今日は普通におはぎは作りません。おはぎそのものよりも、おはぎのまわりの「きなこ」「あんこ」を手作りします。
まさかのまさか。大豆は土つき、根っこからひっこぬいたそのまんまの状態。これをどうやって「きなこ」にいたしましょうか。
ひとつずつ丁寧に、鞘をとって、豆を出して集めて・・・
なんてやってられません!
そこで道具の登場。

足踏み脱穀機と唐箕を使った豆の選別
 
石臼で炒り大豆を粉にすると、豆の何とも言えない香ばしさが漂いだして・・・

玄米茶も玄米から炒って手作りします。こちらも素朴でいい香り・・・

小豆を砂糖と一緒に煮込んであんこ作り。砂糖とからめると水分がにじみでてきます。
 
竹の皮に盛りつけて出来上がり。
おなかすいた~!
それも当然。9時から始めたおはぎ作り、完成したのは1時を回っておりました。
あんこもきなこも、スーパーでちゃりんiconN34と買ってきたら、もっと早く簡単におはぎが作れたのにね。
でも、今日食べたおはぎは、どのお店にも売っていない、特別な味がしたはずです。
香ばしい香り、大豆の粒のつるんとした感触、自分の手で作らないと経験できないことばかりです。
そして、今日の食材は、砂糖と塩以外、スタッフの提供。自分の身の回りの人、知っている人が無農薬で育てた食材です。
昔では、それはごく当たり前の風景でした。自分が作った作物を自分の家で加工して自分の口に運ぶ、ごく当たり前だったことが、当たり前でない現在、今日口にしたもので、生産者の顔を知っているものはどれだけありますか?生産過程を知っているものはどれだけありますか?

機械でなく、道具を自分の手で使うと、そのものの成り立ちや仕組みがよく理解できます。
道具は、人の暮らしの中から、自然の力を利用しながら人の手によって改良を重ね、生まれました。
手を使う機会はずいぶん少なくなってしまったようですが、私たちの持つ手、最も身近な道具で、これを使いこなすには年中年もの年月が要るのかもしれません。
何も触らない、汚れない、キレイな手、というよりは、味のある素敵な手を持つ大人になりたいな、なんて。
それにしても、手作りって、楽しいね!
@shimizu


Posted by kutsukiifc at 17:57